VOCALOIDで歌わせた曲の歌詞が聞き取りにくい。 |
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・特定の子音が苦手、とか、音の尻尾から次の音につなげる処理が難しい、とか、シンセとしての性能面でいろいろあるのかもしれないけど。
それはそれとして、もう、別に聞こえなくてもいい、歌詞が聞き取れるのは二の次、って部分がないだろうか。
けっきょく歌詞はわりとどうでもいいんじゃないだろうか。
開発者側も、歌わせる側も、聞く側も。
・以下さっそく逸脱。
・声楽の人と話したときに「きれいに響かせることが難しい母音は、もうあきらめて別の音にしちゃう。ある部分でウが難しかったらオとかアとかにしちゃう」と言われてものすごく驚いたことがある。
それって歌詞を変えちゃうってことですよね、歌詞の意味はこの際どうでもいいのか、と聞いたら、音自体が聞こえなくなるよりましだ、と返されて、そういうもんか。
その人いわく、母国語(日本語)の歌でもそうすることはままあるようで、どこの国でもそうなんですかね。
・日本人が日本語で歌ってるところに字幕を付けられてしまったのはサザンが最初だと聞いたことがあるけどほんとだろうか。
民謡なんかなら先例がありそうな気もする。歌とはちょっと違うけど能や狂言とかも。単にテレビで流さなかっただけかな。
あるいはほんとに字幕を付けたことがなかったんだろうか。言ってる内容は文化/教養として知ってて聞いてるのが前提で。
・
紙やディスプレイに表示された文章を読む時は、眼球が文字列を追いかけながら単語を認識して意味をくみ取っていきます。この従来の方法では、文章を読んでいる時間のうち実に80%が物理的に眼球を動かすことに費やされており、実際に文章を読解する処理には20%の時間しか充てられてないことが明らかになっています。
言い換えれば、視線を動かして単語を取り込む作業に費やす時間が理解全体のスピードを遅くしているということになります。そこでSpritzでは、文字を次々と表示させることで眼球を動かす必要をなくし、より効率的な読解を可能にするという技術を開発しました。これは以前から存在している「速読」などとは全く異なったアプローチとなっています。
これを読んでちょっと思い出したのが「初音ミクの消失」。
こういうのはもう始めから歌詞として聞かせるつもりもなければ人間が歌うことも想定してないはず。
歌詞は音と同期させてPVに焼き込んでおけばいい、読みたい人は読むでしょ、意味は文字に任せる、な方法。
VOCALOIDの曲ってこういう焼き込みがほんとに多くて、モーションタイポみたいな要素がないとPVにならないような文化さえあるみたい。そこまで視聴覚をブーストしてついていかなきゃならんのか。
・そもそも歌詞に意味がない、と言えばB-DASHで、
「ちょ」
音だけなら、込める意味が特になくていいなら、なんとなく流してる分には別にこれでもいいかな、という気がしてくるのが不思議。
ちなみに歌詞こちら。猫がキーボードに乗ったみたい。
・テレビでの過剰なテロップが聞き取り能力を下げているということはないだろうか。
そこまで言わなくても、聞き取ろうとする努力を放棄させるような。
・商業音楽PVも、ボカロ曲みたいに歌詞テロップ入れようよ
・中田ヤスタカはアルバムに歌詞カードを入れない。
・日本の無声映画で、演者が「今日は気が乗らない」みたいなことを言いながら撮られたシーンをそのまま本番で使っているものがあったそうで。
読唇術のできる人がそれを見ていて吹き出した、という話を聞いたことがある。
・ここまで言っておいてなんですが、いわゆる嘘字幕シリーズは大好きです。
投稿者 zig5z7 | 返信 (1) | トラックバック (0)