作曲家ってすごい(小並感) |
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「この人の声はここからここまでしか出ないからその中でよろしく」と言われたら、なんとかやりくりして収めつつ、まずは売れるように書かなきゃいけないだろうし。
カウンターもぶっ壊れているような古い個人サイトから。
事例研究2 White Love SPEED 伊秩弘将作曲 1997年10月15日発売
この曲は1990年代後半から特徴的に現れた無手渇に近い転調を多用している曲である。その転調の方法が無手渇なゆえ、そもそも元のキーに戻って来るのかどうなのかも、聞いていてわかりにくい。まず1番の中を見てもサビで転調する。ここで2番の開始時点では1番の最初と同じキーに戻っている。しかし、2番のサビが終わってから伴奏で無手渇な転調を何回か繰り返すと、CodaCメロに戻ってきた時にはいつのまにかもとのキーより短二度低いキーになっている。これだけ複雑に転調を繰り返すと、普通の人はこのことに全く気づかない。その後サビに戻るところで、短二度キーをあげる。この短二度キーをあげる方法は、まさに昔ながらの短二度キーをあげて盛り上がるような形になっている。ところが実は元にキーが戻っただけである。しかし普通に聞いていると如何にも最後で短二度上がったところだけがクローズアップされて、盛り上がるように感じるという手の込んだ方法である。恐らくこれは音域を目一杯使い切ってしまったので、このようなアレンジになったのであろう。
短二度じゃないけど、曲はこれで、
Speed - White Love
「まず1番の中を見てもサビで転調する」前に、「ど頭はサビのメロディーから聞かせておくけど、実はど頭では半音低い」というのがうまいと思った。
ど頭 http://www.youtube.com/watch?v=i9E2fETGvnM#t=0m07s
サビ http://www.youtube.com/watch?v=i9E2fETGvnM#t=1m40s
もちろん半音低くしたのは構成が全部できた後だろうけど。
音域以外だと、キーが変わるところでも歌の音程を取りやすいようなメロディーの流れになっている(そうでない場合は間奏がある)のは、本人たちが歌いやすいことはもちろん、一般人がカラオケで歌うケースも考えてるはず。
…それにしても、このサイトの「サビ始まり」のグラフ、どういう根拠でしょう。
以下終りなき転調。
http://www.youtube.com/watch?v=sq-Op--fX80
以下無限に下がる大転調。
http://www.youtube.com/watch?v=knlPwOYIEX0
なんかすごい。
投稿者 zig5z7 | 返信 (0) | トラックバック (0)