Re: 命かけてと誓った日から。
天国への階段 |
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Reply 思考の泡 |
>活動するには市が開催する選抜試験に合格しなければならない、という制度
自治体等がこの手のライセンスを出しているケースは日本でもいくつかあるようです。
東京都では
名前のダサさはともかく、一応、音楽部門もあった。
1. 基本的に屋外での活動になります
ただし、道路は活動場所ではありません
2. DVD、CDなどの販売行為はできません
3. 投げ銭を受けることはできますが、強要することはできません
4. 火気・刃物等の危険物を使用することはできません
5. アンプを使用しない形態での活動を原則としますが、最小限のポータブルアンプ(電池又は充電式)に限り使用を認めます
ただし、どのような形態であっても、大音量を出すことはできません
6. 演奏・パフォーマンスに必要な機材の搬入、搬出等はご自身で行なっていただきます
7. グループで活動する場合は、メンバー全員にライセンスが必要です
8. その他、各施設の使用条件に従っていただきます
ただこれ、活動できる場所や時間の制限が厳しすぎないかな……。
「新宿代々木エリア」で言うと、細かく数えても9箇所。
・都民広場
・都庁展望室
・大江戸線都庁前駅
・大江戸線新宿西口駅
・東京オペラシティ(サンクンガーデン、ガレリア)
・代々木公園(噴水池前、イベント広場、原宿門)
で、そのスケジュール。「予約状況」なんでしょうね。エリアは他にもいくつかある。
でもこれでは、どちらかというと、ただのハコ貸し。それに「使用不可」が多すぎる。ライセンスを取った上でこれなら、もうモグリでいいよ、となってしまう人は多いと思う。
柔軟な運用ができているようにもあまり見えない。例えば、演目によっては複数同時でも全く問題ないはず。白塗りで黙って立ってるような人がよく代々木公園の原宿門で演ってるみたいですけど、あの場所はこの種の演目/演者1人だけに使わせるのはもったいない。
つまりは、できるだけ「ストリート」で演らせたくないんだろうな。警官とは別に、施設付きの警備員がいるような場所でだけやっててほしい。場所によってはさらにローカルルールがある場合(PDF)もあるようです。
施設側は施設側で、特に利益が出るわけでもないから無用な人だかりは作りたくない。都庁やオペラシティでずっと使用不可な場所があるのは多分そのせい。壁に囲まれているので音もすごく響くだろうし。でも一度は開放してしまった手前、はっきり中止にするわけにもいかず、日ごとに使用不可として逃げているんじゃないかと邪推。
個人的にはストリートパフォーマンス容認派なので、もう少し折り合いがつく制度が早くできて早く周知されるといいと思ってます。(「推進派」ではない。ほどほどにね、としか言い方がないのがもどかしい)
もうちょっと何かあるだろ。例えば「演者及び拡声装置等から2mの距離での音量が70dBを超えないこと(警官のスマホに簡単な測定アプリを入れる等。同じものは誰でも落とせる)」「物体を投擲する場合の高さは演者の身長の倍を超えてはならず、観衆との間にも高さと同程度の距離を置き安全を確保すること」みたいな制限をクリアしてればいい、とか。
不寛容については「不寛容に対してどこまで寛容になれるか」という究極の問題があるので正解がないはずですが、今は時代の空気として不寛容が悪い方に出てしまっていると思います。「オレが嫌だからやめろ」が強すぎて、「周りが迷惑だからやめといた方がいい」が機能する前に封殺される/萎縮するようになってきている。
あるいは演る方も演る方で「演りたいように演りたいから演る」。個人主義=譲歩は負け、になってきている。
ただ、ストリートで「道を尋ねる」「身体上の理由」以外で声をかけることはガチガチに規制できるといいなあ。取り締まる手間と金がすごそうですが。
目を引こうとするだけなら、かまわん、というかオレが構わなければオレは済む。往来の妨げになりすぎなければ別にいい。お互い他人同士、人生すれ違おうぜ。でもキャッチとかビラとか、お前だけの利益のためにストリートの一角を占有してオレの時間に割り込まないでくれ。宗教?あなたの幸せのため?だったらまずお前が客引きなんかしてないで幸せに暮らせ。そしたらオレはそれ見て決めるから。
ストリートなんて、本来、誰にとってもアウェイなもの(「ホームレス」にとってさえも!)。生活空間ではあるけれども所有しているわけではない。そういう場所で他人を積極的に捕まえる行為はすごく嫌い。
オレの線引きはそのあたりです。異論はあるはず。
>大道芸が売りにしている『驚き』や『笑い』は換金されやすいけれど、歌によってもたらされる感動って、なんか換金され辛い気がする。
これはそんな気がすごくしますね。なんでだ。驚きや笑いは反射的に財布を出しやすいですね。
驚きや笑いは「出来事」だからかなあ。音楽はデキゴトと言うには長すぎる。
日本だとジュークボックスも流行らないよなあ。ビリヤード場とかにたまに置いてありますが。雰囲気というか「時空間」を買う習慣がない。
以下蛇足。
上記会場のひとつ、都民広場。
あそこ、逆に政治活動に限って開放したら意外と面白いかもしれないと思った。
天下御免の真剣しゃべり場。公安や皇宮警察並の警備体制を敷き、その下で好き放題喋れる。何を喋ろうが、内容のせいで止められることはない。政権放送を生でやるイメージ。
もちろん登録制の許可制。登録するのは個人単位です。1回やったら3ヶ月以上空けないといけない。予定は都庁サイトに載せる。
電気を使う機器の使用は、記録用やストリーミング用も含めて一切不可、その場での肉声のみ。掲示物は3畳分まで、途中張り替え禁止。都庁側でストリーミングくらいはやってもいいか。都庁や警察ではがっちりアーカイブしてます。開示請求は誰でもできる。
演説中の妨害への対策どーすっかな。
蛇足2。
前に上野公園を通りかかったとき、ストリートミュージシャンがいたんです。
まあ、下手で。味のあると言うにも荒れた演奏。どう見ても50は固いなという冴えないオッサンが右手でラッパを日本歌謡風に吹きながら左手で伴奏を弾いてたんですが、その左手がnanoKEYを繋いだiPhone。時代だなあと思った。
嫌な予感がしたから調べてみたらこの人なのかなあ?もしこの人だったら、あの場所でやるライセンスはある模様。でも顔とかよく覚えてない。
投稿者 zig5z7 | 返信 (0) | トラックバック (0)