Re: とりあえず、コレ・・・・
スピードなら誰にも負けません。速きこと、ガーシュウィンの如し、です! |
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and、高っ!!!!!!
反射的に思いついた可能性3つ。
・円盤の再生の回転数を間違えている。
・YouTube上での削除対策として、意図的に早回ししている。
(一青窈⇄平井堅効果で、システムに対してミスリードを仕掛けている。曲の長さや音の高さを変えて違う音源だと思わせることで、手動での削除に至るまでの時間を少しでも稼ぎたい)
・LPに収める際の裏技として、意図的に早回ししている。
(曲の流れを考えると切りどころがない=LPを通しての再生中に変なところで円盤を裏返させたくないため、ライナーノーツに「とりあえずぶっ通しでギッチギチに入れましたけど気になる方は再生時に回転数を調整してください」とか書いてお茶を濁している。はてな日記で「46分半のCD」と書いてあるのも怪しい)
そういうインチキをするケースが本当にあったのかどうかは調べてませんけども。
とりあえず、取り急ぎ、指揮者が同じのを探してみました。
テンポはともかく、音は明らかにこっちのほうが低いです。
sbifb4.sa.yona.la/2336: https://youtu.be/xTOJXxTypuU?t=58s (58秒から)
zig5z7.sa.yona.la/上記: https://youtu.be/8ytX4T2fypE?t=55s (55秒から)
ね?
(追記:速い方の13'17"以降と遅い方の15'34"以降を比べてみると音の高さがあまり違わない。ものすごい小細工をしている?)
以下、軽い蛇足。
SP盤の時代には、テクニカルで中途半端に長い曲をクッソ速く駆け抜けて片面に収めきるのが名手の証とされていたことがあったようです。
このケースは、いかに上手でいかに「音楽的」であろうとも、作曲者の意図に添っているとは言えないと思います。書かれた時代にSPはなかったはずなので、入れ物の前提がない。
作曲者がそのSPを聴いたら狂喜乱舞かもしれませんけど(こんなに速く完璧に演奏できる奏者が現れようとは!)、それとこれとは別な気がしています。
……あるいは逆に、SP盤登場以降に「できるもんならやってみろよホラ」と音符を真っ黒にいっぱい書いた人なんているのかなあ。いないよなきっと。
楽譜に「可能な限り速く」という指示を書いたとしても、それはそれで、今度は「お前、遅い。クビ」とは言えなくなる。だって可能な速さは奏者ごとに違うんだもん。
「曲をSP片面に収めること」みたいな指示なら書けることは書けると思うけど、その指示が最優先と指定されているとすると……それも今となっては無意味ですね、録った後でいくらでも詰められるから。ライブでやったとしても話題作り程度にしかなりそうにありません。
以下、生やすかどうかを本当に迷った蛇足。
件のエアプピアノ、元をたどると
http://museum.min-on.or.jp/exhibit2.html
ここなんで、エアプできないまでも実物は見られるのではないかと思います。
ただしこの博物館、「民音」でググるとおわかりかと思いますが、信濃町にあって、むちゃくちゃ不自然に金のかかった建物のはず。
建て替え前に行ったことがあります。その時は何も知らなかった。もっとも、知ったところで収蔵品の文化的な価値に変わりはありませんし、護られているのは有難いことではありますが。
以上から何かをお察しいただければ幸いです。
以下普通の蛇足。
宇野功芳という音楽評論家が先日死去しましたが、この人は指揮者としての活動も行っていました。
ベートーヴェンの5番(いわゆる「運命」)を演った時、演奏時間が1時間を超えたそうです。
普通は40分もあれば終わるので、「普通」の0.6倍速くらいの見当です。
評論家大先生ともあろうお方がベートーヴェンの時代にメトロノームがあったことくらい知らないわけないと思うんですが、おーそーくーねー???
もっともメトロノームの発明は「運命」よりは後らしいですし、ベートーヴェンは楽譜にメトロノームでの指定をしたがらないだろうとも思います。でもオレあのセンセイ嫌い!
投稿者 zig5z7 | 返信 (0) | トラックバック (0)