Re: え?
例えばですが、「ドのシャープは、ドそのものではない」ので。 |
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Reply 思考の泡 ばか 手間のかかることを |
ピアノとかのあの白黒ある鍵盤だと白いのは8つで1サイクル(8つ目で周波数がちょうど倍 = 1オクターブ)なんですが、その間に黒いのが5つ挟まってるんです。
アコーディオンなんかのあの蓮みたいな鍵盤はまた別の奇っ怪なマトリクスがあるらしく、そっちには暗いのですみません。
白黒のドならドとレならレの間にある黒いのは、出てくる場の流れで「ドのシャープ」「レのフラット」等と呼び分けられるんですよ。ある意味、固有の名前がない。
これが例えば「ドでレびミファふぃソがラすシド」みたいに全部あれば楽だったのかもしれませんが、長年のしがらみで今さら変えられず。
でも、いまどきの(ここ200年くらい、という意味です)ああいう楽器は大抵、その12音で上ったり上がったりできます。ユーホなんてピストン(意味深)3つか4つしかないけど、組み合わせ(意味深)と口の締め方(意味深)でやります(意味深)し。
黒いのは挟まり方も見た目がなんだか中途半端で、黒いのだけ弾けばどことなくエスニックな音階にもなります。
がんばれば「ぞうさん」くらいは演奏できますけども。ぞうさん(意味深)
というところまでが前提としてあって、では実際にクラリネットが黒いとこだけを華麗に避けて白いとこだけアクロバチックに壊れるかというとかなり厳しいだろうとは思います。偶発的に起こる確率としては猿がでたらめにタイプライター打って小説ができあがるよりは多少あり得る程度、なのかなあ、、、。。。少なくとも、逆にそのまま記念に飾っておきたくなる程度には稀かと。
ただし意図して改造するなら、本来出し得る音域の真ん中あたりで楽なとこ1オクターブくらいの範囲であればおそらく不可能ではないです。なんなら「ファソラシドレミ」と壊れててもいいんだし。
一旦、トロンボーンを考えるとわかりやすいかもしれません。
あれは、例えば「ドから、下のファくらい」までは全く無段階に滑らかにブィ〜ョォと下がれます。
その間、特定の位置でだけ空気が漏れてくれれば用は足ります(というか、足りなくなれます)。だからそこを狙って穴を開けるなり部品を足す(!)なりする。
そんな感じで、クラリネットを含む多くの木管楽器では「白鍵の音を出しに行く組み合わせの指で押さえた時に限って空気が漏れる」ように壊してやることになるかと思います。
ニコニコ技術部あたりでやってる馬鹿(褒)はいないかしら。もちろん原状復帰できるのが前提で。いくらなんでもこんなことのために1本つぶすのは忍びない。
……あ。題名が「クラリネットをこわしちゃった」というのはつまり「壊れちゃった……」ではなく「壊したったwwwww」なのか?
以下蛇足。
ロシア(旧ロシア。ソビエトの前)の作曲家でショスタコーヴィチというのがいて。
家のピアノで曲を書いてたら、それを漏れ聞いたロシア白軍の兵士が乗り込んできて、銃を突きつけられて「お前は白軍派か、それとも赤軍派か。白軍派なら今日から白鍵だけで曲を書け」と言われたという話を聞いたことがあるけどほんとかね。
ほんとだとしたら、かなり本気で困っただろうなあ。知らんがな。どうやってその場を切り抜けたんだろう。だいたい赤鍵ってねえし。即興でもしてごまかしたんだろうか。
あるいはこの話全体がロシアン楽隊ブラックジョークかもしれない。黒鍵だけに。だって本当ならその兵士もある程度は知ってて無理筋ねじ込んでるよね。
とりあえず、真偽は未確認。
蛇足2。
何のとは言いませんが、尺八のことをクラリネットと言うケースがあるそうです。
いまさら追記。
壊れ方で「真ん中より下は出るけど、上のほうが全滅」というようなパターンがあるのか。全てのド、全てのレ、……が壊れるのではなく、特定のとこだけ逝く。
投稿者 zig5z7 | 返信 (0) | トラックバック (0)