Re: 補償金問題はいつかは決着する、そう考えていた時期が私にもありました
話にならん |
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Reply 著作権 補償金 |
実演者から見てもおかしい。金を取るなら直接取るべきでしょう。メーカーに責任かぶせてどうする。
本番やるのに主催者じゃなく「会場の管理者から」金取るって言ってるのと同じだ。とにかく金さえ取れればいいんですね。同業者の恥です。
補償金支払い義務者をメーカーに、権利者側が経産省と交渉の構え
>実演家著作隣接権センター椎名和夫「メーカーは、補償金がかかれば製品の値段が上がると説明するが、おそらくそれは間違い。(zig5z7略)また、買い物の仕方次第で4万以上も損したり得したりする中で、759円が『法外な金額』とはいえない。」
おそらくで言うな。
それに、買い物の仕方を話をするなら例えば音楽のCDとネット配信それぞれの価格も見てみるべき。そのうち映像の大物も配信になってくるだろうし、現にペイパービューの番組が既にあります。それでも759円は穏当か?
だいたい、買い物の仕方の話をするなら最安値での金額も出さないのはおかしいし、そもそも割合の問題じゃありません。こういうのは量ではなくて質の問題です。
>JASRAC菅原瑞夫「フランスではiPhoneに2月から補償金がかかっていて、速やかに動いている。なぜ日本はこれができないのか。」
あそこは有名な画家が税金を絵で払えるような国です。あの国は文化相(≒芸術相)経験者でないと大統領になれないとまで言われたことがあるような国です。
国としては「ゲージュツの国」ブランドを維持するにはその画家にいてほしい。だから国が直接保護するというか囲い込むんです。それが国家としての得になると考えているからです。
そして、そういう国でそういう形で活動するのが得かどうかは、その芸術家がひとりで国とタイマン張って決めるんです。国も芸術家もそれくらい命がけでやってんです。気合いが違うんですってば。
消費者もそれをわかっていて、だからこそいい作品には賞賛とカネを惜しみませんしつまらない作品には不満と生卵をぶつけます。消費者である自分が同時に文化の担い手でもあるということを忘れないために。自分が属する国とその文化の維持や発展のために。
国民全員が文化を文字通り死守しようとしてるからなんです。そのための痛みなら厭わないんです。もしほんとうに向こうで補償金制度がうまく回ってるなら、ね。ぶつける卵だって自腹なんだよ。
そういう風土だからこそ一周して「メセナ」って概念が出てくるんです。企業が文化の支援をする、そういう企業の理念に賛同してそこの商品を買う、買うと利益が出て、もっといい製品やいい文化支援の元手が出るんです。いい循環です。
その構図の上っ面だけなぞれるとでも思ってるのか。
確かに、こっちとしてはカネもらえんのは嬉しいですよ。少なくともカネが嫌いな芸術家はいません。あればあるだけ、作品「を生み出すための生活」に回せるんだから。
ただ、自分の商品(あえて商品と言おうか)を直接買ってくれてるのはメーカーじゃないでしょう。
メーカーとかクリエイターとか呼ばれる人がもらう金は基本的には労働の対価なんであって、転がして出る「儲け」ではないんです。メーカーからもらったら転がってるじゃん。それに第一、それだとメーカーが稼いでくれないと自分が稼げない。
あ、メーカーと専属契約でも結ぶなら話は別よ。そこの独自規格でしか再生できないような作品を作るなり、自分の作品を最大限に生かす規格を作らせるなりすればよろしい。そしたらそこから金もらう筋が通るわ。
それに、ダビング10だって例えば記録媒体の寿命のことすら考えてないから言えるんでしょうが。こういうのは無制限か1回もだめかどっちかしかないんです。
ある意味、不換紙幣と同じだ。最終的な決済が無限に延期され続けるとみんなが信じているから、不換紙幣は成立するんです。だから価値があるし両替もできるんです。世界が後10日で終わるとわかっていたら誰もあんなもの欲しがりませんって。1日ごとに価値が1000円分下がる万札、しかも再発行不可、なんて誰が欲しいと思う?不換なんだよ?
>実演家著作隣接権センター椎名和夫「ダビング10などのように契約によって対価を徴収できない分野で、なぜ不利益が発生しないと言えるのか」
不利益はすでに消費者側に発生してるんだってば。鮮度と寿命を考えろ。あんたたちは同じ1貫の寿司とか同じ1個の揚げたてカレーパンとかを同じ値段で50年売ろうとしてるんだよ?
あと話はどんどんずれるけど保護期間。
だいたい、著作権者の死後50年でも長すぎでしょう。「作品ができてから50年と著作権者の死のうち早いほう」くらいでちょうどいいと思う。それ以上は、例えば自分の作品の扱いについて思うところがあるなら(あるいは、それで家族を助けたいと思うなら)その旨家族に遺言しておいたり、ディストリビューターと前もって契約しておいたりするべきじゃないかなあ。
死んでから(というか、死んだから)評価される機会を得た場合を考えると多少かわいそうだけど、著作権者自身だけの話で言えば自分が死んだ後で売れてもしょうがないんだし(売れないよりはいいけど、それを知る意味も手段もない。だって死んでるんだもの)、遺産に群がるような奴までまとめて保護したくないって思いのほうが強いはず。作品に愛着あるならそういう手間くらいかけましょうよ、会社を興した人なんてみんなそうしてるんだから。
50年も経って売れるほうがおかしいんで、そんなのは特需だと思うべき(遺族も含めて)。この言い方が死者に失礼なら、時代を先取りしすぎた己の才能を憐れむべき。もちろん、作品を生み出すにあたっては「自分の作品は人類の定番になりうる!」くらいの自信が持てたらいいなとは思いますが、それとこれとは別だし、だったら上に書いたように契約しとけば済む話です。
まあ、まさかディストリビューターが暗殺したりはしないだろうという希望の下に言ってることですが。
文化庁も当てになんないしなあ。
投稿者 zig5z7 | 返信 (0) | トラックバック (0)