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ほんと、ばかばかしい。 ─ 日本の音楽に自由を!:「元JASRAC」作曲家・穂口雄右が語る、著作権問 題とその元凶 « WIRED.jp

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長いインタビュー。


(zig5z7略)
著作権法というものが歴史的になぜ生まれたかと言えば、そもそも作家の救済のためです。音楽なんかやってる人間は立場が弱いんで、メシ食えないんですよ。知らないうちに曲や楽譜を、印刷会社や楽譜出版社に勝手に使われちゃっていた。それをなんとかしなきゃいけないってんでできたのが著作権法なんですよ。なのにいま、その著作権法で儲かっているのは企業です。放送局やその系列の音楽出版社とか、そういうところが儲かってるんですよ。これじゃね、著作権法のもともとの立法の精神に反してますよ。

──責められるべきはJASRACに理事を送り込んでいる放送局のほうである、と。

その通り。いま問題になってることで言えば、例えばYouTubeで視聴者が気に入ってる動画が削除されちゃうと。でもJASRACは何にも削除なんかしていませんよ。むしろJASRACはYouTubeに対して許諾しているんですから。契約を締結していて、いまYouTubeは収入の2%かな、JASRACにお金を払ってますからね。じゃあ動画を消してるのは誰かといったら、あれは権利を主張する企業、すなわち著作隣接権者の仕業なんです。要するにテレビの番組には曲に関する著作隣接権という権利があると。それを盾に消しているんですよ。

そもそも著作隣接権が、著作権と一緒になっちゃっていることが誤解や混乱のもとなんです。
(zig5z7略)

──レコード会社にも著作隣接権を盾にとった罪がありますか?

レコード会社系が営業妨害をしていると言ったのは、曲の権利をかき集めて商売している大手のこと。はっきり言えばソニーのことです。
(zig5z7略)
皮肉なことに、そのソニーがキャンディーズの音源も全部もってるんですけどね。iTunesでキャンディーズの曲を買ってもらえないってことは、私に言わせれば著作権法違反ですよ。著作権法の第1条には、広く国民一般が文化的所産を使いやすいようにしなきゃいけないって、はっきり謳ってありますよ。「公正な利用に留意しつつ」ってね。ところがソニーのやり方では公正な利用ができない国民が出てきちゃいますよ。
(zig5z7略)
編集部註:インタヴューは、2012年9月に行われた。このインタヴューのあとに、ソニー・ミュージックエンタテインメントは11月7日付で、iTunesに向けて日本人アーティストの楽曲の提供を開始した。
(zig5z7略)

日本の音楽に自由を!:「元JASRAC」作曲家・穂口雄右が語る、著作権問題とその元凶 « WIRED.jp



以下蛇足。

WIREDのレギュレーションでは「インタヴュー」なのね。ヴゅ。アヒル口で。

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