私的たまごかけごはん |
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ここしばらく、最初からあまりちゃんとは混ぜない、に凝っている。
溶かない卵をご飯に乗せて数回切ったくらいで醤油を心持ち少なめに回してしまい、そこでもほとんど混ぜずに、ごはんと黄色と透明とショーユのコントラスト、緩急、分布、そのようなものを楽しみつつ白身を切ったり、秩序が混沌に変わりつつある段階の黄身を箸先で誘導したりしながら食べ進み、玉子が卵液になって米粒にからみつつ茶碗の底に沈下していく流れと共に、ある時はショーユを足し、またある時は茶碗のフチ付近に依然白く残る白米で変化をつけ、最後から二口目くらいで通常の、伝統のバランス「1+1+1+1=別のもっとステキな1」になった食べ物を愛でて、最後の一口は卵がちょっと足りなくなったくらいの白さのコメを味わいつつタマゴの余韻を噛み締める。
投稿者 zig5z7 | 返信 (0) | トラックバック (0)