HD 25-1 II を擬似ネックバンド化改造、追加パーツなし |
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ちっちゃいのに元気で良く鳴るヘッドホン、HD25-1 II。最近マイナーチェンジがあって名前や付属品が変わったりもしていますが現役。うちでもたまに使っています。
で、これ、片側のハウジングをどけておけるんです。
でもなぜか、動かせるのは左耳側のみ。
右側もこういう風に動けばネックバンド型っぽく使えるんじゃないか?ということで、やってみました。
やってる人が意外といないようなので、一応、手口を公開しておきます。
結果としては、極めて簡単に改造できます。できました。
ネックバンド(ヘッドバンド)はハウジングの上側でも下側でも使えるようになります。右側の画像ではハウジングの上下を反転させて差し込んであります。ヘッドバンドが下側に来るときはケーブルも下側に出てほしいので。
装着感は、まあ、それなり。側圧だけで保持することになるので多少つらい部分はもちろんありますが、HD25なんてもともとそんなもんだし、ネックバンド型はもともとそんなもんだ。
あと、特にバンドを下側に持ってきたときは襟付きの服を着るとかなりゴロゴロしそうです。やはり左右が広い。当然ですが元はヘッドバンドなので、首の幅じゃなくて頭の幅に合わせてあるんだもの。これは仕方ない。あくまで擬似です。
手口の紹介は画像4枚で事足りる。ヘッドバンド裏側のネジをコインで緩めて外して、下のようにばらばらにしてから、
カッターとニッパーと平ヤスリと5mm径の電動ドリルを用意し、
・右側のハウジングを支えている部分の出っ張り(画像中の「◯」)を2ヶ所、切り落として平らにする
・ハウジングがぶら下がる棒の穴を整形する(画像左下のうち右のパーツを画像右下の状態にする)
だけです。
穴を広げるのは丸棒ヤスリだけでも何とかなるかもしれませんが、パーツが結構柔らかいので逆にきついかと思います。めんどくさい場合は金に糸目をつけずに左側用の純正部品をもう1つ調達して右側に付けてしまうのもあり。それでも問題なく組み込めます。(注:商品名がFIXEDとなっていますが、おそらくこれは誤りです。TURNABLEと入れ替わってしまっている模様。注文する際は要確認)←10/22追記。これ嘘かも!
もっと言えば、前述の出っ張りを切り落とした時点で既に多少動くようにはなっています。その段階で仮組みしてみて十分だと思えばそのままで。
この改造は単に関節の可動域を広げるだけなので、もともとのオーバーヘッド型としての性能や見た目は全く損なわれません。例えばでかいウィッグやニット帽を着けたまま使うときだけネックバンドにして普段はまっすぐオーバーヘッドで使うようなこともできます。
パーツを3ヶ所削るだけなので費用もかからないし、気分を変えたい時にはわりとおすすめかも。
発展形としては、
・ネックバンド形態が気に入った場合、ヘッドバンドとケーブルも改造して「後ろ出し」にしてしまえばケーブルが腕に触ってイライラすることがなくなるかもしれない。HD 600やHD 25-SP II用等のケーブルを使って両出しにしているならすぐできますね。ただしオーバーヘッドでそのまま使うことはできなくなる。
・もう、いっそヘッドバンドだけをまるごと3Dプリンタ等で作ったらもっといいものができそう。オレはCAD引けないので無理だけど、このドライバユニットをネックバンドで使えるのは魅力。
というのもありかもしれません。どちらも未検証。誰かお願いします。
以下蛇足。
台湾製のパチもの。これは「有罪」と言ってしまっていいレベル。とりあえず日本からでもあっさり買えるらしいんですけども。多分これ同じ改造できるな。
投稿者 zig5z7 | 返信 (1) | トラックバック (0)