タグ添付、分類:記録 |
返信 |
思考の泡 kwout |
「件名って何ですか、『てんぷ』って何ですか」と聞かれた、という話をどこかで読んだ。
普段からLINEばかりで電子メールを使ったことがないため、メーラー(これももはや死語か)を使わされた時にどうしていいかわからない、という主旨らしい。
言われてみれば件名は確かにわからないかもしれない。
添付は、まあ、封入ですよね。お手紙書いて押し花とか入れて、って、そうか封筒がわからないか。いや、モノとしての封筒はわかるんだろうけども、そこに切手を貼ってとか、これは入れたらヤバいとか、そういうのは。
押し花がわからないのはもう知らない。
タイトルを付ける能力、みたいなものが不要になる文化を作って与えておいて、いざ本番になったら要約する力やコミュ力みたいなものを要求しても、そりゃ無理だよね。
上記のお手紙にしたって、仮にわかったところでもともとお手紙には件名がない。今ならニュースサイト等の釣りタイトルで触れるしかない文化。
って、毎回ネタみたいなタイトルをつけてるオレに言われたくはないでしょうけども。でなきゃタイトルから書き出す方式(本文冒頭をタイトルにして識別子/通称とする方式。春はあけぼの)。
ラノベのタイトルがクッソ長くなったのにも背景があるのか?「今北産業」みたいなのは俳句の文化(空気そのものを要約する)みたいなものの影響もあるとして、だったらそれが背表紙に書ける程度の長さなら良し、それを以ってタイトルとする、みたいなせめぎ合い。ラノベでなくても、文庫本でもタイトルが2行にわたってるのがあるもんね。
あと、一時期流行った「●●が××な件」も、退行ですよね。まんまじゃん。無理やりビジネスっぽくしてギャップ受けを狙う感じしかない。「〜はこちらになります」なんかもそう。
(作品のタイトルに関しては、使いやすい単語が使い尽くされたというのはあると思います。タイトルが識別子である以上、過去に使われた語は避けるのが王道だし、受け入れられやすい新語をひねり出すよりは組み合わせで長くしたほうが手っ取り早くて堅い。)
関連(弱)
遠藤平介さんはTwitterを使っています: "44年間『僕らはみんな生きている』というタイトルだと思っていた歌が『手の平を太陽に』というタイトルだったので朝から動揺が止まらない。" via kwout
無理もないです。御愁傷様としか。
「小さい秋見つけた」を唄ってみてください。さん、はい!と問いかけると、「ちいさいあーき、ちいさいあーき、……」となってしまう人が、無視できない割合で、いる。
「だーれかさんが、だーれかさんが、」です。
投稿者 zig5z7 | 返信 (0) | トラックバック (0)