これはこれで - ヤマハが二輪車、ヤマハ発動機が楽器をデザイン |
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楽器を作ってるヤマハが乗り物を作り、乗り物を作ってるヤマハが楽器を作る、という試み。
http://jp.yamaha.com/news_release/2015/15021601.html
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1502/16/news077.html
ヤマハとヤマハ発動機は2015年2月16日、フランス・サンテティエンヌで開催されるデザインイベント「第9回サンテティエンヌ国際デザインビエンナーレ2015」(2015年3月12日〜4月12日)に共同出展すると発表した。両社が共同で出展するのは初めて。共同出展の期間は同年3月12〜22日まで。
展示テーマは「project AH A MAY(プロジェクト アーメイ、YAMAHAの逆読み)」。普段は楽器をデザインするヤマハと、二輪車や電動アシスト自転車などをデザインするヤマハ発動機が、お互いのデザインフィールドを交換して、生産・商品化の制約に縛られることなく、それぞれの作法や考えでデザインを提案するというプロジェクトだ。「『ヤマハ』というブランドを共有する両社がお互いを『鏡』と見立て、デザインを通じて互いを映し出すことで、相互に刺激を与えあうと同時に両社に共通する『ヤマハらしさ』を見いだすことを目的としている」(両社)という。
そう言われて見るから思うのかもですが、(できた)乗り物のほうはやっぱり人間主体、(できた)楽器のほうはやっぱりモノ主体に見えてきて、本業としての癖みたいな部分が垣間見えておもしろい。うまく言えない。どっちがいいとかそういう話じゃなく。
あと、これもやっぱり、楽器のほうが発想が自由ですね。コンセプトモデルみたいなものの作り方・見せ方に慣れてる感じだし、奏法自体を変えさせちゃうのも潔い。マリンバはどこがドだかわからなくなるんじゃないかと思いましたが、一応、黒鍵には点が打ってあるようです。共鳴パイプはそこにあっても効かないと思うけど。
乗り物のほうはそうはせず、工芸品を作ってるというか、今あるものを美しく研ぎ澄ますようなイメージ。バイクは馬だったらハブステアがよかったなあ。男のロマン。
楽器のほうはもっと小さいものを、乗り物のほうはもっと大きなものを作ってもらってもさらにおもしろかったかも。
関連:ヤマハのコピペ。
ヤマハの歴史
・最初は輸入ピアノの修理→楽器関係作る
・楽器やってた流れで電子楽器も作る→DSPも作る
・DSPを他に利用しようとして→ルータ作る
という流れで、楽器、電子機器、ネットワーク関係の製品を作るようになった。
じゃ、なんで発動機や家具とかも作ってるかというと、
・ピアノの修理で木工のノウハウが溜まる→家具を作る→住宅設備も作る
・戦時中に軍から「家具作ってるんだから木製のプロペラ作れるだろ」といわれて戦闘機のプロペラ作る→ついでにエンジンも作る
・エンジン作ったから→バイクも作る
・エンジン作ったから→船も作る→船体作るのにFRPを作る
・FRPを利用して→ウォータスライダー→ついでにプールも作る
どこまでほんとか知りませんが、桶屋が儲かる感、しかも過程を全部きっちり回収しながら進む感が好きです。
投稿者 zig5z7 | 返信 (1) | トラックバック (0)