最高の一口が、一口だけ欲しい、って時、ありませんか。 |
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食べ物って、どうしても、目で頼みがち。飲み物もか。
このくらい(と、手で量を示す)食べたい、って。
作る時も、パスタをわしづかみ、まあこんくらいだろう、って200g、とか。
その目分量が、だんだんずれてくる。
どうしたって中高生の時みたいには喰えないもん、いま。
自分が男だからかもしれないけど。
特に飲んだ時ね。目で頼みたくなる。
文化が爛熟から腐敗にさしかかったあたりの昔の欧羅巴の貴族って、喰うだけ喰って鳥の羽根を喉に突っ込んで吐いてまた喰う、とにかく、味を楽しむ、みたいな気違い晩餐会があったらしい。
それを中学の歴史の時間に聞いた時は心底あほかと思ったけど、量が入らない歳になってくると、気持ちはわからないまでも何となく想像はできるようになった。
バブルの時は「構わず頼んでちょっとずつつまんで、残す」という、死ねばいいのに みつを みたいな状況がしょっちゅうあったらしいけど、あいにくその世代ではない。
美味しんぼあたりでひとつくらいそういう話がありそうなもんだけど、こういうニュアンスでの一口はなかったような気がする。
投稿者 zig5z7 | 返信 (0) | トラックバック (0)